行政書士試験ってどんな試験?【概要と学習ポイント】
こんにちは、サトシです。
今回は、
- 行政書士試験の概要
- 学習ポイント
について話していきます。
行政書士試験の概要
出願期間が7月末頃〜8月末頃で、試験は毎年11月の第2日曜日に行われます。
結果が出るのは、その翌年の1月です。
受験料は、7,000円。
学歴などに関係なく誰でも受験できます。
《問題の形式》
3パターンあります。
- 5つの選択肢から1つを選ぶ(5肢択一式)
- 20コの選択肢から4つを選ぶ(多肢択一式)
- 40字程度で答える(記述式)
《科目》
5肢択一式(計46問)
多肢択一式(計3問)
記述式(計3問)
全部で60問。
これを3時間で解答します。
単純計算で1問あたり3分…
《合格点》
6割です。
ただ、法律問題と一般知識のそれぞれで足切りがあります。
法律問題 → 5割未満足切り
一般知識 → 4割未満足切り
私は、一般知識が4割ジャストで足切りギリギリでした。笑
《合格率》
毎年、10%前後です。
令和3年度は、
受験者:47,870名
合格者:5,353名
合格率は、11.18%でした。
学習ポイント
問題数ランキング(一般知識除く。)
1位 行政法 23問 (5肢択一式、多肢択一式、記述式)
2位 民法 11問 (5肢択一式、記述式)
3位 憲法 6問 (5肢択一式、多肢択一式)
4位 商法 5問 (5肢択一式)
5位 基礎法学 2問 (5肢択一式)
となっています。
このランキングから見えるポイントは2つです。
ポイント①
行政法は、問題数が多いだけじゃなく、すべての問題形式で問われている。
ポイント②
民法は、問題数が行政法の次に多く、記述式(40字程度で答える)でも問われている。
なので、行政書士試験の勉強は、行政法と民法をメインで行っていくことになります。
基礎法学、憲法、商法、一般知識については、問われるところを要領よく勉強していく必要があります。
これが基本スタイルです。
ちなみに、ひと通り学習してみた私の感覚ですが、それぞれの科目の勉強範囲は、こんな感じです。
本屋さんで売られている一般的な教科書の厚さを見てもこんな感じになると思います。
つまり、行政法は出題される問題数が多いのに、勉強範囲は比較的狭いということになり、コスパがいいということがわかります。
あと… 民法にはかなり力を入れなければならないということもわかりますね…
以上のように、
行政書士試験の学習ポイントとしては、行政法と民法の勉強をメチャメチャやっていくということになります。
「行政法と民法だけ勉強して、行政法と民法は満点を取って合格するんだ!」という戦略も十分成り立ち得ます。
一般知識で4割を得点しないとダメですが…
今回はここまでです。
読んでいただいた方、ありがとうございました!