【行政書士試験】独学のメリットとデメリット|独学する?しない?の基準
こんにちは、サトシです。
今回は、
独学のメリット
独学のデメリット
について話していきます。
まず、独学でも行政書士試験に合格できるかについてですが、
結論、
独学でも合格できます。
私は、独学で合格しました。
独学のメリット
お金がかからない。
かかる費用は、
- 六法代
- 参考書代
- 過去問題集代
の大体1〜2万円くらいだと思います。
予備校などに通うと数万円〜数十万円かかるのに比べると安いです。
独学のデメリット
時間がかかる。
なぜ時間がかかるのか?
法律の勉強がめちゃくちゃ難しいからです。
特に完全初学者の方は、最初は何を言っているのかさっぱりわからないと思います。
私も最初の頃、ほんとにほんとに何を言っているのかわからなくて、限界に達して、部屋の壁に教科書を投げつけたことがありました。笑
勉強が進んだとしても、法律の抽象論を理解するのは、結構苦しみます。
ただでさえ、法律は難しい言葉を使っていて理解が難しいのに…です。
たとえば、
行政法は、国や地方公共団体(県や市町村)などの行為を対象に勉強します。
フツーに生活している人にとっては、馴染みが薄く、イメージしにくいです。
訴訟もTVでよくやっている民事や刑事と異なり、特殊です。
行政法で訴訟するためには「処分性」という要件が必要になってくるんですが(厳密には「抗告訴訟」の形式要件。今は流してください。)、「処分性」とは何かについて法律には書いてありません。
これについて裁判所は、次のように言っています。
公権力の主体たる国または公共団体が行う行為のうち、その行為によつて、直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定することが法律上認められているものをいうものであることは、当裁判所の判例とするところである
こういった馴染みの薄い、抽象論がバンバン出てきます。
私は、最初、何を言っているんだかわかりませんでした。
その時は「なんか重要なんだね。」で終わったのを覚えています。笑
その後、行政法の教科書や参考書を何冊も読んでようやく何となく理解できるようになった感じです。
あと、独学で勉強していると、
「どこが重要なところなのかがわかりにくい。」
というデメリットがあります。
試験勉強には、重要なところとそうでないところがあります。
濃淡をつけて勉強しないと、重要じゃないところを長く勉強してしまい、結局、時間がかかってしまいます。
独学する?しない?の基準
《独学のメリット》
お金がかからない。
《独学のデメリット》
時間がかかる。
でした。
ここで注目すべきなのは、
「独学は時間がかかる。」
ということです。
仮に1年で合格するとすれば、お金をかけた方が、独学で何年もかけて勉強するよりも、得をします。
資格を取れば、その分早く、かけたお金をペイでき、時間も浮くからです。
(たとえば、事務所に勤めれば月20万円は稼げますし、時間に余裕ができれば試験対策としては必要ないけど実務的には必要な法律の勉強もできます。)
私自身が、独学で勉強して遠回りしてきたから強くそう思います。
つまり、独学で勉強して1年で合格できるのであれば、独学も「アリ」です。
2年以上かかるのであれば、「ナシ」ということになります。
もし独学でやろうか悩まれている方がいれば、こう自分に問いかけてみてください。
「独学して自分は1年で合格できるのか?」
「できる。」→ 独学
「できない。」 → 独学はやめる
私自身は、法律の勉強、行政書士試験の勉強は、そのとっつきにくさから、独学ではない方が1年で合格する可能性は圧倒的に高まると思っています。
「独学はやめといた方がいいよ。」
教科書と格闘していたあの頃の自分にそう助言したいです。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます!
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